平成生まれのマクレーン

映画レビューを中心にぼちぼち綴ります。絵もペイントで適当に描いてます。

バットマンVSスーパーマン 映画レビュー

惜しい1本
全体的に展開がチープやよな
偉大な原作をさらにクロスオーバーさせてるのをそれまたさらに映画化してるから致し方ないとこあるかも知れんけど、少し目につくよね
けっこうバットマンを主軸に描いてるけど、彼の影を含んだキャラを描ききれてない
アフレックバットマンが悪いわけではないけど
そんな展開にはならんやろって思ってしまうんさな
あと、ノーランのダークナイトシリーズと無意識に比べてしまって、やっぱ著しく劣ってると感じちゃうよね
仕方のないことかも知れん
あんな、封印されしエクゾディア的な完全体作品なかなかないからね
でも、今後バットマンを描く映画は、絶対ノーランシリーズと比べられてしまう運命やと思う
ジョーカー役も、きっとニコルソンと比べられてきたんやろうけど、ヒースはそれを見事に打破したね
それはさて置き
この映画、けっこうアメコミのダークナイトリターンズを基にしてるね
アイアンゼブラーマンスーツのバットマンや核にやられるスーパーマン
ただ、原作のが本作の8千倍おもしろくて、バットマンとスーパーマンが戦う展開も自然に描かれてるけどね
それはさて置き
この映画は、ピンク乳首美人キャスターの人類、地球、宇宙の危険をもろともしない自由きままな行動に翻弄され、西へ東へ奔走する病んだコスプレ神がこれまたコスプレサイコパスと超美人古代人と共闘して、ホグワーツ魔法学校から逃走したトロールと戦う話
この世界では、かつて救世主を導いたモーフィアスも新聞記者で、サイモングルーバーがバットマンの右腕ときた

ストーリーちょっと説明なさ過ぎで、分からんよな
突然ワンダーウーマンが出てきて
ジャララジャンジャンジャララ
って音楽流されても困るよ
後でネットで調べて、なるほどってなるけど、そーゆーのはもう新劇場版エヴァンゲリオンだけにしてやもう
その点、アベンジャーズシリーズはうまいよな
はじめに個々の作品を小出しにして、伏線を張って、しかるべき時に回収
DCシリーズも大物役者が多数出てるけど、アベンジャーズシリーズのが人気あるのも頷けるわ

役者で言うとエイミーアダムスはどの作品でも魅力的やけど、本作は役柄のせいもあってあきまへんな、かわいそう
ガルガドットガルルガは美しい
そして名優は光るな〜
ケビンコスナー、一瞬しか出てなかったけど、誰よりも光ってた
ジェシーアイゼンバーグも良かった
唯一彼のキャラがチープさを感じやんかった

少し展開には無理があったが、人間であるバットマンが知力、経験、そしてアイアンゼブラーマンスーツを駆使してスーパーマンに戦いを挑むのはカッケかった
テロリスト集団に挑むマクレーン、フリーザと戦う悟空一行や雷星人と戦う玄野一行、そして、巨大宇宙船に向かって、帰って来たぜタコ野郎!って言って突っ込むおっさん
勝てないものに抗うってのは、本能的に勇ましさを感じるよ
人類の叡智かもな
また、バット、スーパー、ウーマン3人の共闘シーンは湧いた
戦闘の合間のキャラの掛け合いもすごく良い
全体的に駄作だと思うけど、長いので湧くシーンもありますよな1本