平成生まれのマクレーン

映画レビューを中心にぼちぼち綴ります。絵もペイントで適当に描いてます。

マイノリティリポート 映画レビュー

(ダメクルーズ)

どもこなやちわ

マクレーンです

今日も映画レビューとなります

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ではでは、

本日の作品は

マイノリティリポートです

スピルバーグ監督のSFですね

それではレビュー行ってみまっしょい

 

たしか本作は小学生の時に映画館で観たんだよなぁ
当時の自分には難しい陰謀ストーリーでしたが、展開がおもしろかったことは覚えてました
久しぶりにプライムで鑑賞
ストーリー以外にも未来の世界観や未来犯罪という概念のおもしろさに気づきました
職業柄、未来犯罪には興味が湧きました
今の司法って、全て「起こったこと」に対する手続きなんですよね
未だ起こっていない、将来のことに対する措置は行政になるんです
それが本作では、未だ「起きていない」犯罪に対する捜査や逮捕が描かれていました
着手する前に裁判官的な人にリモートで捜査の許可を取っている描写がありましたが、犯していない行為に対する逮捕はあまりに人権侵害なのではと思いました
案の定、その点は物語上も争点となっていました
起こしてもいない犯罪に対してなぜ逮捕ができるのか?
それは、プリコグの予知夢に確実性があり、未来が「決定的」であるから
未来が決定的であるという点はTENETと似てると思いましたね

そのような司法の流れ以外にも未来の街並みや技術、社会の描かれ方が非常にリアルでした
当たると激しい吐き気を催す警棒はユニークですし
網膜の記録で個人を特定され、街の至る所に検査機器があるというのも、将来あり得そうで面白かったです
字幕が網膜「走査」ってなってるのがとても良かった
データ化し、管理社会となるんですね

陰謀的なストーリー、こてこてのSF世界
さすがスピルバーグと思うのはそれだけでは終わらないから
大衆を惹きつける粋なシーンがいくつもある
物語の進行に必要ないコミカルなシーンを挟むところが巨匠たる由縁でしょう

トムクルーズがカッコ良いです
トップガンの時よりよっぽどカッコ良い
彼に形だけのカッコ良さを演じさせたらダメだよ
行動する信念ある人間を演じさせないと

とても不思議なのが、プリコグの3人たちはどの視点から未来が見えるのか
どの程度の範囲内の未来が見えるのか
自分の未来が見えるってのはなんとなく分かる気がするんですが、赤の他人が殺される事実をどうやって知り得るの?と予知夢の仕組みがとても気になりました
本作ではそこもあまり掘り下げてはいませんでしたね

視野を広げれば、街の犯罪を抑止するためなら、三人の自由を奪っても許されるのか?という争点にも辿り着きそう