平成生まれのマクレーン

映画レビューを中心にぼちぼち綴ります。絵もペイントで適当に描いてます。

「IT THE END」を見た

自分に一つ嘘をついた

まだ頑張れるって嘘をついた

ところが嘘は本当になった

まだ頑張れるって歌ってた

ずっとそうやってここまできた

BUMP OF CHICKEN  バトルクライ

 

どもこねねちわ

マクレーンです

前記歌を熱唱したくなるほどボロボロですマクレーンです

もう疲れたよパトラッシュ

 

てな訳で、映画レビューです

本日の作品は

IT THE END

先日レビューしたものの続編ですね

うん、

おもしろかったです
一作目がよく生きてます
一作目みてからそこまで時間をおかずに鑑賞して良かった

以外ネタバレ含みますのでお気をつけて

それではレビュー行ってみまっしょい

 

 

 

バトルクライ

バトルクライ

  • TOY'S FACTORY
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一作目で子供だった主人公たちが大人になり、またあの街に戻ってくる、、、
街に残ったのがマイクっていうところもなかなか面白かった
大人になっても子供の頃と同じような問題を抱える一行
同じような位置付けの人物に同じようなしがらみを受ける
虐待を受けて育った人は子に虐待してしまうと聞きますし
ダメな方の人間の連鎖的なもんを感じました
スタンが誓いを守れず、自殺してしまったことも、なんだかリアルでした
少年誌漫画ならありえない展開ですからね
また、そのスタンの手紙がラストで読まれることも感動した
すーっと映像が輝いて見えました

 

 

 

過去を思い出す過程で、また少年時代のシーンが出てきて
大人時代と子供時代を交互にみせる感じも良きでしたね
良い思い出もトラウマもあり、哀愁がありってな具合

ホラーな部分はやっぱりしっかりホラー
一作目よりも怖かった気がする
個人的にゾッとしたのは、ペバリーが生家に戻った時の老婆
会話の途中で突然フリーズしたり
画面の端で奇怪で敏捷な動きしてるとことかまじゾッとした
化け物と化すより、老婆の姿のが怖かった
かなり失礼やけど、老婆ってだけでホラー要素だよね
これは人間の老いに対する恐怖からくるものでしょうか

 

ジェームズマガフォイカッコいいですねー
あちしけっこう彼には注目してんですよー
新しいX-MENシリーズでもカッコよかった

 

 

 

 

 


ベンの変わりようにはびっくり
どういう方法を使ったのか、結果にコミットしてました
その変容ぶりは昔お昼にテレビでやってた、大好き五つ子のんちゃんを思い出した
子供らが小学生だったころのシリーズではのんちゃんは太った優しい女の子でしたが、高校生になったシリーズで美女JKに進化してました
ダーウィンもびっくりの超進化
しかし、一作目でずっと花開かなかったベンの恋が叶ったのは良かったですね

 

けっこう色んな映画のオマージュがあったんじゃないかなと思います
ペバリーがトイレに閉じ込められた時、扉から顔を出して、「お客さんだよ〜」って
これはシャイニングの有名なシーン

DVDのジャケットとかにもなってるあれですよね

 

 

 


ビルが溝の中で無数の手に掴まれるのは、邦画の学校の怪談のオマージュじゃないかな
そんなシーンがあった気がする

 

 


最後にスタンの首がとれて足がはえるのは間違いなく遊星からの物体Xのオマージュですね
そのスタンを見た時のリッチーのセリフも、確か遊星のセリフと同じだったと思う

 

 

 

そこまで高得点とならなかったのは
もう少しペニーワイズの正体を明らかにしてほしかった
太古からいる邪悪なやぁつで、先住民族の方法で倒そうとするってまでは面白かったけど、それが失敗して、結局格闘戦
最後は罵声で倒す
いや、まじかよ
その罵声も大した悪口じゃなかったし

ペニーワイズの正体がずっと気になってた
あちしの考察では、幻術を得意とするが、大きな物理的攻撃はできない
相手の恐怖心に比例して物理的攻撃の威力も増す
あれだけ巨大な蜘蛛なら、その体重から考えて、幻術など使わずとも子供くらいどんだけでも食べられるもんね
だから実体は実は小さなものなのかも
とか考えていた
オリジナル版でもペニーワイズのルーツや能力のルールが明らかになってなかったので、こちらではもう少し説明してほしかったな
能力にルールを求めるのは、ジョジョナルトの影響ですな

とはいえ、旧友の友情と絆が顕著に現れてて、たまに子供時代のこころの傷も垣間見れて、すごく良い作品です
なかなかお気にな二作となりました