平成生まれのマクレーン

映画レビューを中心にぼちぼち綴ります。絵もペイントで適当に描いてます。

「シン・ウルトラマン」を見た(早くもプライムに参上)

ども、こななち

今日も、今日とて映画鑑賞な訳ですが

本日は

ずっとずっと気になってました作品です。

シン ウルトラマン

早くもAmazonプライムに登場です

すごいぞ、すごいぞプライム

あちし、子供の頃、ウルトラマンをよく見てたので
あちしは、小学生の頃に、ウルトラマンティガやダイナ、ガイアがリアルタイムで放送していた世代ですが
家にあったVHSで、初代ウルトラマンやセブン、帰ってきたウルトラマンをかなり見てました

初代ウルトラマンは、自分の親世代がリアルタイムで見ていた世代になりますが
あちしはウルトラQですら見てましたから
だから結構なファンだと思う
小学生の頃習ってたピアノの発表会で、あちしの演奏前に司会の方が、母親が書いたあちしの自己紹介文を読んでくれたのですが、
将来、怪獣博士になりたい
って文があって、会場に笑いが起き、とても恥ずかしかったの覚えています
当時は恥ずかしかったですが、今は、それで飯食ってけるなら怪獣博士なりてぇよ
と思ってます
だから結構なファンだと思う

てなわけで、視聴しました

以下はネタバレを含みますので、ご注意を

ではレビュー、いっぴかいえー

 

 

 

 

アッとファースト、率直な感想は
頑張ったけど、駄作
ですねー
高評価の方、多いですが、あちしあきませんでしたわぁ
シンゴジラ大好きなので、期待し過ぎてた部分もあったかも知れませんが、ちょっと残念です

 

 

 

 

初代ウルトラマンウルトラQのオマージュが大量にあり、嬉しいです
まずオープニング湧きました
あの懐かい効果音
なんとも言えない不気味な効果音と絵の具混ぜたようなやつが円を描くようにまわる映像
これね!初代ウルトラマンのオープニングでは、「ウルトラQ」って表記が出てそっから「ウルトラマン」って表記に変わるんですが
本作はまさかの「シンゴジラ」って出ましたね、これ湧きました

 

 

 

 

そして、懐かしの怪獣たちがばばばんとたくさん出てきます
一体目はゴメス!
ウルトラQの怪獣ですね
ほかにもペギラなどウルトラQからの出演怪獣が多数ありました
しかし、パゴスのビジュアルが変わってたのはいけません
パゴスカッコいいので

パゴスこんな感じ

ガボラネロンガは原作にちかい形状で良きでした
カトク隊の面々もおもしろかったですが、あのように危険な最前線にスーツで来るのはいかがなものかと、、、

ザラブなどの星人が出てきたあたりからリアルなストーリー展開があり面白くなってきてました
難しいセリフが多いですが、星人の目的はなんとなく理解できるので、ついていくことができます
地球以外の惑星間でも条約や制約があるような設定も良かった

特におもしろいと思ったのが、ゼットンを連れてきたのがゾフィーだったこと
この展開はかなり良かったですね
ゾフィーや光の星の言わんとしてることも納得できましたし、人間と融合したことで、ウルトラマンがそれらに抗う意志を持ったってのもまぁ納得がいきました

 

 

 

 

 

でもね、なんかね、違うんですよね
もっとグっとくるものが欲しかった
シンゴジラに比べると、惹きつけられるものがなかった
どうしてなのかなぁ?と考えた時、まず思いついたのは
オマージュに特化し過ぎてるんじゃないか?ってこと

シンゴジラのことを、あれはゴジラじゃないって酷評する人がいますよね
たしかに怪獣映画ではなく、生物災害映画なんですよ
でも、あちしはシンゴジラゴジラ史上最高傑作だと思ってます

そのシンゴジラの酷評を経てからか、本作はそのような「振り切り」がなかったかなぁと
もっともっとウルトラマンじゃなくしても良かった気がする
なので、シンゴジラゴジラじゃないと思う人は本作向きかも知れません

 

 

 

 

次に、長澤まさみが巨大化するのはやり過ぎかなぁ
ギャグなの?って思ってゲンナリした
そーゆー不要というか、これ、どーゆー意図?みたいなシーンが多かったかな

 

一番の要因は
登場人物の心情描写が薄いこと
カトク隊の人らの個性が映えてない
個性あるの表したいのは見えるけど、表しきれてない
危険な現場にスーツで行くこともそうですが、ウルトラマンがすぐ目の前に現れたとき、逃げもせず落ち着いてそれを見てる様は、なんか人間味がなくなって

普通ビビるでしょ

危険防止の措置をとるでしょ

そういうのなく、当たり前のように茫然と観察していたかれらはリアリティがなくなって、おまいらもうギャグのつもりでやってんのかい?て思ってしまった

 

 

 

 

ウルトラマンの葛藤をもっと描いてもいいんじゃないかな
人間と融合したことで、光の巨人にはない感情が芽生えてしまったわけですよね?
でももとは光の星から任務を受けてきてはる訳ですから、ゾフィーの言うたことに対して、もっと葛藤して良いと思うけど

 

多分釈が足らなかったのかな
全体的に駆け足で進んでる感が出てましたので、
人間とは別の生き物が人間と融合して、生活を共にすることで人間の思想に影響を受けるってのは寄生獣もそうでしたね
あれは二作に分けて、ミギーの変化に納得が行きましたけどねー
本作も二作くらいに分けたら良かったんじゃないですかね
終わり方もかなり微妙でしたし、
あの終わり方がかなり評価下げた

 

 

 

ゾフィーの声が山寺宏一ってのは良かったです
あと、
割り勘でいいかウルトラマン
は宇宙史に残るセリフです
てか外星人、日本酒(だよね?あれ)いける口なんだね

 

少し期待外れではありましたが、それなりに楽しめました

ウルトラマン世代は一見の価値はありかなとおもいまするよ