平成生まれのマクレーン

映画レビューを中心にぼちぼち綴ります。絵もペイントで適当に描いてます。

「IT/それが見えたら終わり」を見た

どもこねねちわ

日々フラストレーションが溜まる一方です

マクレーンです

もうね、疲れたわあちし

世の中、アンフェアすぎ

という訳で、今日も映画鑑賞ですぞ

今日見たものではありませんが、見た時のレビューとなります

本日の作品は、これ

「IT/それが見えたら終わり」

ティーブンキング原作のホラーですね

何十年も前に映像化されたもののリメイクです

ホラーも案外行ける口ですあちし

少しネタバレ含みますのでご注意を

それではレビュー行ってみまっしょい

 

 

 

非常に良かったですね
二作目がかなり見たい

オリジナル版は見たことあったんですが、こちらを見たのは初めて
オリジナル版からあった少年時代の冒険とホラーの見事な調和
スタンドバイミーシャイニングの融合
いや、シャイニングは言い過ぎか
でもシャイニングに似通った部分があったような
血が大量に出てくるところとか、先住民族に襲われた歴史があるだのなんだの
オマージュ的なもんなんですかな
しかし、排水口から血が噴き出すのはトラウマなるぞ
序盤、ジョージの腕がちぎれるのもやり過ぎ
小さい子にそんなことしたらいけん

 

 

 

 

 

 

主人公一行は落ちこぼれ生徒の集まり、ルーザーズクラブ
彼らの日常と友情、恋、そしてデブ
さらに怪異
UFOネッシーの存在を本気で信じて疑わなかったあの頃
近くの川にカッパを探しに行ったあの頃
あちしらの夏休みがそこにはある
これがね、良いんですよ
輝かしいんです
ネス湖には巨大生物が生息できるだけの餌がないと知ってしまった私には、二度と訪れない感覚でしょう

 

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日常に隠れた怪異ってのが好きです
全くのファンタジーよりも夢があって

ティーブンキングはそれがうまいですよね
ちょっとした異変に不気味な理由を含ませる
日本の作家では恒川光太郎がそれをやってくれます
妖怪が集まる市場で弟を売り野球の才能を買った少年の話「夜市」
ある1日をループする「秋の牢獄」など

 

 

 

ま、それは置いといて
本作の「それ」ことペニーワイズ
ただのお化けや呪いではなく、「なにか」と表現することで、それが生き物なのか、あっちの世界のものなのか、はたまた子供たちの集団妄想なのか
主人公たちだけではなく鑑賞者側にもその問いを投げてきます
このペニーワイズの生態は21世紀になっても謎のまま
分かっていることは、首を左右にシェイキングしながら走る登場するときは常にコミカルということのみ
グロテスクさや出血大サービスはしっかりあるものの、彼のコミカルな態様は笑ってしまいます
そーゆーのも魅力な気がする
子供からしたらその意味の分からない動きが怖いんでしょうけど

 

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負け犬とレッテルを貼られたイケてないカースト
あちしもルーザーズクラブに入っていたであろう人種なので親近感が湧きました

個性がある少年たち
それぞれ傷や問題があって、それぞれの境遇にもまれながらも仲間と集う彼らの生活は非常に輝かしい
そして失恋するデブ、陥没した乳首
青春が、、、いや、青春に至る前のあの頃の夏休みが詰まってます
特に陥没した乳首あたりに詰まってます

 

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ホラーテイストな部分はがっつりホラーなので、ハラハラドキドキですし
友情、冒険心たっぷりな一本となってます
二作目が見たい!