平成生まれのマクレーン

映画レビューを中心にぼちぼち綴ります。絵もペイントで適当に描いてます。

ルックバック

久ブーのれぶーです

わたすが他のサイトに投稿したものの転載です

ネタバレを含みますのでお気をつけて

 

 

想像以上でした
わずか1時間足らず
これほど感動するとは思いませんでした
ブックオフで原作を少し立ち読みしたことがあって、その時買っておけば良かった
本作はアニメーションならではの良さがたくさん溢れ出ていました
やはり藤本タツキ天才か

オープニングの音楽とアニメーションで、もうこの作品好きだなと思いました
粗削りにも見える細いタッチのアニメーションと優しいピアノの音色が素晴らしい
何か一つのことに心血を注ぐ美しさと一緒に頑張れる仲間がいることの素晴らしさ
人を想うことの温かさ
まさしく、青春が詰まっているように思いました

最近、小学生の柔道大会を観戦することがあるのですが、小学生なのに勝負にこだわり、痛みに負けず試合する何処の馬の骨とも分からない子を見て、目頭が熱くなりました
今し、中学生でも冷めた子が多いのに、どうしてそんなに頑張れるのかと感動するのです
本作の序盤も同じ感覚を覚えました
やっぱり、何かを頑張ることって大事なんですよ
結果如何より、そこには大事なものがきっとあるんです
だからこそ本作の二人は素晴らしい時を過ごせたのではないでしょうか

そして、そのような美しいものとは対照的に訪れる憎むべき犯罪者
なんの理由もなく、突然に不条理に奪われる
こんな悪は許されてはいけない
しかしそんな悪が現実に存在する
的外れな考えかも知れませんが、子供に自衛の策を持たせることは重要なことなんじゃないかと再認識しました

ただの悲劇で終わらず、一捻りあるし
タイトルの所以についても思いを巡らせられるようになってるし
何より、主人公の二人が一緒に過ごす様がこの上なく素晴らしい
たぶん、京本が大学に行ってさらに高みを目指しま理由は、自立した上で藤野とまた一緒に漫画が描きたかったからじゃないかな

劇場で見れたら良かった
でも、primeよありがとう