平成生まれのマクレーン

映画レビューを中心にぼちぼち綴ります。絵もペイントで適当に描いてます。

「君の名は」を見て中二病が考えたマルチバース考察について

ども、こねねちわマクレーンです

昨晩は、日本中でRADWINPSの曲がご家庭に流れたことでしょう

あちしも途中から見てましたよ

前に一度みたことありましたし、時間的に開始からは見られなかったので途中から

個人的には秒速5センチメートル天気の子のが好きでしたね

でも興味深い作品ですよね

SF的なストーリーにアオハル展開

息をのむアニメーションと音楽

非常に完成度は高いと思います

ヒットしましたしね

 

はじめて鑑賞した時、ふと疑問がわいて考察サイトとか見たんですよ

どんな疑問だったかは覚えていませんが、その時読んだ考察サイトである方は、

 

この映画には複数の世界線が存在する

 

と考察されてました。

その考察に感化されてか、今回、途中から鑑賞した中二病のあちしは

その時間軸について、ちょっと思ったことがありましたので、ほかのタイムスリップ系の映画と共にいろいろと中二病節満載で綴りたいと思います

興味のある方は読んでいただけると幸いです。

以下、君の名は、のほか

ターミネーター、バックトゥザフューチャー、テネットなどのネタバレを一部含みますので、気をつけてください

 

 

 

 

 

 

 

まず、君の名はについて

本作は、アオハル美形男女の魂が入れ替わって、

 

私たち入れ替わってるぅ

 

とか言ってしまう訳ですが、

話のミソは、入れ替わる二人が過ごす時間に3年のタイムラグがあること

今まで同じ時間にいると思っていた二人でしたが、その事実に到達します

この辺が他のギニューチェンジものと違うところで、強いSF感を生んでいます

しかも、男「瀧」の生きる時代では、すでにヒロイン「三葉」は彗星落下により死亡しているのです

瀧が入れ替わっているときの記憶を頼りに三葉の出身地を訪れた際、その事実に気が付き、資料館では、死亡者名簿の中に三葉の名前まで見つけてしまうのです

んしかし、

愛の力は強しと、瀧は奮闘し、紆余曲折あり、そこに多大なる超常現象が加わり、瀧は彗星が落下する前の三葉の体で行動を起こし、三葉とその家族とその他のモブキャラを救うことに成功します。

 

 

 

その後二人とも互いのことを忘れてしまうのですが、最後は再会し、

 

君の名は

 

とか言って、RADが流れてハッピーエンドです

すんばらしいですね、ほんといい話で

秒速5センチの世界の終わりがごとく切ないラストと山崎まさよしの曲とはうってかわって

 

で、

普通に考えれば、瀧が過去に戻って三葉の体で起こした行動により、死ぬはずだった命が救われ、生き続ける

いわば、過去を変え、歴史の改変が起きた

とうぜん、瀧が資料管で見た名簿も消えた

ということになろうと思います。

世界が変容してしまったため、二人が互いを忘れてしまうのも頷ける気がします

図にするとこんな感じです

つたなくてすまそ

 

でも皮肉れ屋のあちしは、少し腑に落ちなかったのです

だって、あった筈の名簿が亡くなり、死んだはずの人が生きるなんて、、、

瀧が生きていた時代からしたら、それまで彗星により死んでいた人の歴史はどうなるの?

って

 

過去を変えて、現代まで変わるというのは、タイムスリップものではよくありますよね

バックトゥザフューチャーターミネーターもそうです

 

 

 

 

バックトゥの1作目では、自分の親が学生時代のころに戻った主人公がその行動により、自分の両親となるはずだった二人が結ばれないかも知れないという危険が生まれた際、主人公の持っていた兄弟の写真から、兄や姉の姿が消え、自らの体も消えかかってしまいます。

これぞ歴史改変ですよね

 

ターミネーターでは、人間と戦争をしていたマスィーンが、戦況が劣勢になったが故に人類の指導者となるジョンコナーの存在を消すべく、過去に戻ります

1作目では、ジョンコナーが生まれる前にジョンコナーの母親を狙い

2作目では、子供時代のジョンコナーを狙います

マスィーンの狙いは、人類との戦争に勝つことなので、過去で起こした行動で、現代(映画の主人公たちからすれば未来)に歴史改変が起きることを予想しています

もし、過去を変えても別の未来の世界線ができるだけで、自分たちの現代が改変されないのであれば、マスィーンたちが危険を冒して過去に戻る意味がないですからね

 

12モンキーズも似たような話です

ウィルスで死滅した人類を救うべく、無敵のハゲが過去にバックトゥするんです

ただ、12がおもしろいのは、

 

これ、すべて主人公の妄想なのでは?

 

といった疑問が抱かれるような怪しいつくりになっているからです

 

 

 

これらの呪術廻戦

あ、ちがった

歴史改変ものと少し違ったのが、テネットですね

テネットのレビューでも述べていますが、本作は、前述した他の作品のように過去の1点に戻るのではなく、目的の時間まで時が逆さに進むんです

一つの横棒時間軸の中を右や左に行ったり来たりする感じです。

テネットの劇中で面白いは話があります

それは「祖父殺しのパラドックスです

自分が過去に戻り、自分の祖父を殺した場合、現代の自分は存在しないことになる

故に自分が今存在しているということは、自分の祖父殺しは失敗に終わると決定つけられている

というもの

テネットでは未来が決定的なんですよ

バックトゥなど前述した他の作品はすべて、未来または現代は決定的ではなく、過去での計らいにより、歴史改変が可能という考えが前提です

 

テネットの最後、現代人類存亡をかけた決戦の舞台となるのは、物語の冒頭の時間あたりで、主人公たちはそこまで時を逆行して戻るのですが、そんな中主人公にある疑問が湧きます

その要旨は、

最後の決戦はすでに終わったことであり、それ以降の時間でも我々現代人が生きているということは、何も起きないのでは(我々が負けることはないのでは)?

といったもの

それに対し、ロバートパティンソン扮するニールは

楽観的だね

起きたことは変わらない

何も起きないかも知れない

でも、何もしないわけにはいかない

と答えています。

これが、信条(TENET)なんですよねきっと

 

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話が大幅にそれました、

ジャッキーチェン主演の映画WHO AM I?の話に・・・

じゃなくて、君の名はの話に戻ります

 

 

現代の歴史が突如改変することに違和感を感じたあちしは、以前考察サイトで読んだ世界線複数ある説のことを思い出しました

そしてふと思いました

 

クーピーの白色って必要?

 

あ、違った

 

瀧は別の世界線の三葉と入れ替わっていたのではないか?

 

ということ

つつつ、つまりですね、

三葉が彗星が落ちて死んでしまった世界線では、三葉は死んだまま

歴史改変は起きません

けども、同じ世界線の瀧は、別の世界線の三葉と入れ替わり、別の世界線の三葉を救ったと

その場合、三葉が死んだままの世界線では、瀧と三葉がラストで出会うことはありません

だって、死んでるんだもの

 

じゃ、ラストの君の名は?って言ってる二人が出会うシーンはなんなの?

となりますが、あれは、三葉が別の世界線からの瀧の働きにより、救われた世界線の瀧と三葉であると解釈します

 

そうなると、三葉が救われた世界線の瀧は、入れ替わってないので、三葉のことは微塵も知らないことになる

しかしそれでは、君の名はぁ?ってならないですよね

だって微塵も知らないんですから

入れ替わってないんですから

 

その点、あちしはこう解釈しました

就活をする瀧とヴィっち魔性女先輩が会うシーンがあり、その際、瀧は、その先輩と一緒に三葉の出生地を訪れ、彗星落下に関する資料を読み漁っていたと話しました。

このシーンの瀧は、三葉が救われた世界線の瀧と考えますが、三葉と入れ替わらなければ、瀧が三葉の出生地や彗星落下に興味を持つはずがありません。

あちしは、この瀧もまた、さらに別の世界線の三葉と入れ替わっていたのではと考えます。

そして、この瀧が読んだ資料には、もともと彗星落下の際、三葉や村の人が行動を起こし、多数の人が救われた記事があったのではないかと

すなわち、最初の瀧が読んだ資料とはまったくの別もので、死亡者のリストにも三葉の名前はない

 

つまりですね、最後、三葉と再会した瀧は、劇中、ずっと出てきていた瀧とは別の瀧ということです

別瀧です別瀧

図にするとこんな感じ?

けっこう疲れたこれ

 

 

そうすればあちしの嫌いな歴史改変が起きずに済むだしょ

ま、ふつーに考えればバックトゥやターミネーターのように歴史改変が起きたと考えるのが普通ですな

ま、なんせあちしは日に暮れてるのでね

おつきあいありがとうございました

 

は、疲れた。。。

と突如終わる