平成生まれのマクレーン

映画レビューを中心にぼちぼち綴ります。絵もペイントで適当に描いてます。

「ラストナイト・イン・ソーホー」をみた(ハイセンス青春ホラー)

女性はかけまてん

どもこななちわ

久ぶりになってしまった映画レビューです。

本日の作品は

「ラストナイトインソーホー」

です。

割かし新しめの作品だと思います。

ストーリーはと言いますと

 

田舎からロンドンの街ソーホーに出てきたエキゾチックな雰囲気を持つ美大生のエリー。

間借りした古い部屋で眠る時、夢の中で60年代にソーホーで歌手を目指した若い女性にシンクロする・・・

といった、まぁ、ウォーターボーイズと同じような設定ですね(ぜんぜんちゃうわ)

それではレビュー、行ってみまっしょい

 

 

 

 

 

 

 

Amazonプライムビデオで鑑賞

面白かったですね〜
好きですあちしこれ

最初の数秒から

 

これセンスある!
この映画きっとおもろい!


って思うのっけから

監督はあのベイビードライバーの監督だったんですね

そらハイセンスだ

 

 

 

主人公のエリー役の子きれい!トーマシン・マッケンジーという子みたいです。

ジョジョラビットの女の子ですね

今後注目したい!!

 

 

ジャンルはホラーに分類されるんだろうけど、ただのホラーじゃあんりません
スタイリッシュです
スタイリッシュ青春ホラーですね

あ、あとハイセンス
色彩豊かなネオンライトに60年代(?)のポップ(??)な音楽
騒がしいパブや冷たい街なみ
少し陰があるが、輝かしい青酸っぱさがクセになる
ちきしょ言うっきゃねぇか、


アオハルかよ!

 

ホラーですが心霊系というよりシンクロ系?
追体験系?
恐怖体験アンビリーバボー?

エリーが夢の中でシンクロする女性ってのがサンディという繁華街で歌手を目指す若い女性な訳です
欲望という名の黒い影が潜むには充分すぎるシチュエーションですよね?

主人公が夢の中で別の人物になる(もしくは別の人物のすぐ近くでその人物を見る)ってのが映像でうまいこと表現されてます
これが、なんかテレビゲームっぽいんですよね
通常の映画って、普通の空間の中で三人称からみた登場人物を写した構図になるけど
本作は主人公が夢で体験することなので、主観的に描かれてるシーンが多いんです
なのでゲームをプレイしてるかのような感覚になるんですね
これが面白かった

 

 

 

色々なメタファーがありそうなシーンがあり、内面や心情を形で表す感じは、ゲームのサイレントヒル2を彷彿させました
ハイセンスで不気味な映像はシャイニングにも似てるかなと
この2作が好きな人は気に入る作品かと思う

 

 

 

序盤で思ったのは
本作の主人公はこの前観たレディバードの主人公と正反対だなぁと
レディバードの主人公はとにかく派手に、青春を青春らしく青春したい、けど、家柄、親の事情でうまくいかない
でも本作の主人公エリーは自分の能力で都会にでて、華やかなティーンエイジを過ごす環境は整っているけど、周りとは歩調がちがう、が、自分の歩調は大事
といった感じ
あちしは本作のエリー寄りなので序盤から入りやすかったですねぇ

 

 

 

展開も面白いし
夜の街に蝕まれる若い娘的な哀愁や切なさが作品を彩って良かったです
そこに人の欲とホラーテイストとさらには恋模様まで散りばめられてるから、これは良作

ジョンがええやつなんです

 

終わり方も良かったですし

一つ言うなれば娘寝てから観た方がもっと鑑賞に集中できておもろかったと思う
一応夜の街が舞台だから
もう、ほんまに、頼むから土曜の夜くらい早く寝てくれ