平成生まれのマクレーン

映画レビューを中心にぼちぼち綴ります。絵もペイントで適当に描いてます。

モンスターズインク

 

 

 

ちょっとサリーがあれ


いやぁー

記念すべき一作目がまさかこれになるとはね。。。

自分でも驚きですね

あんまり地上波の映画て観なくなったのよね

理由は日本語吹き替え版だから

映画好きが深まるにつれて、日本語吹き替え版に抵抗ができた

やっぱりセリフ一つもその俳優の演技な訳だし

なにより、好きな俳優の声をきちんと知りたいなって思いだした

それこそ、ブルースウィリスとかね

ふと、オレが知ってるブルースの声は、ロードショーで吹き替えてる声優の声じゃんってこだわりが出てきて

ロードショーあまり見なくなりましたね

CM入るし、途中で風呂とか入らなきゃいけなくなったりするし

 

でもね、

ロードショーはロードショーでたくさん思い出があるのであります。

子供のころ、来週、この映画やるじゃん!って週末が待ち遠しくなったり、木曜洋画劇場とかで、マニアックな映画を見つけたりと

記憶に残ってるセリフはロードショーで見た吹き替え版のセリフが多いもんね

それこそ、パルプフィクション大塚明夫氏吹き替えのバーガー恫喝はもうレジェンドでしょ

 

ごめんなさい

前置きが長くなりました

 

まね、本作についても思い出深いですよ

なので、ロードショーでも見ようと思いました。

たしか、弟と母親と劇場で見たと思うんよね初見は

悲鳴をエネルギー源にしてることや、クローゼットの扉をスターゲイトみたいにしてる点など、発想がとても興味深いと幼いながらに思ったきおくが。

ピクサー映画ってホントに外れがないのよ

それでいて、世界観の発想力がすごい

とても斬新なのに、なるほどーと思わせる造形と言いますか

それでまた、その造形も外形的に分かりやすいのよね

毎回毎回感心する

皮肉屋のおいたんですが、ピクサー映画、結構みます

ひっさしぶりに本作見たけど、最近のピクサー作品と比べると、視聴者を年齢層低めに設定してると思いますた

トイストーリーは、回を増すごとにより深くなってったし、カールじいさん、リメンバーミーなど、最近のピクサーは大人でも考えさせられるものが多くなってきましたよね

本作は、割と初期の作品だから子供向けなのかな

でも、深くとらえる余地は十分にある

これはさ、サリーの父性の目覚めの物語なのかな

仕事での名声や友情さえもないがしろにして、子供の心配をする

まさしく親

サリーの表情がどんどん優しくなってく

そして、ブー喃語がかわゆす

マイクワゾースキー爆笑問題田中氏の吹き替えも悪くなかった

ちとやかましいけど

 

もう一つのメッセージとしては、

相手を理解しようともせずに、先入観で決めつけ勝手に恐れおののく愚かさ

なのかな

にゃんにゃんと笑いながら走り回る明らかに無害な子供を怖がり、逃げ惑うモンスターたち

対象が孫悟飯なら話は別だが、通常子供は無害であろう

本質を見ようとせず、怖いから敵対、排除しようとしてしまいがちな社会

マイノリティが排斥される理由の一つなのかな

人は理解できないものを怖がる

今の世の中でもいろいろなことに当てはまると思うな

漫画ドラゴンヘッドであったセリフ

「怖いからって、そこに何があるか見極めようとしない、人間の心が恐ろしいんだ。」

自分以外はみんな他人なんだから、平和な社会をつくるには、相手のことを知ろうとする努力や労力が大事なんじゃなかろうかとおいたんは思いますた

簡単なことではないけどね

 

話がそれましたが、テンポよく笑いあり涙あり、キューティハートウォーミング作品です

ラストのマイクの計らいや、サリーの表情がほんとに良くてグッときます

おいたんになったいまでもグッときます

イエティやビッグフッド、ネッシーのルーツを知ったときは、ほほぉ!!と思った。子供ながらに

気になる方は見てみてね。

ピクサー映画の基本のキ

一見の価値ありでございます。